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<title>「記者に向いていない」</title>
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<description>
「お前は、記者には向いていない」

この言葉は、今になって言われたことではない。大学の卒業を間近に控えた２年前、目黒駅近くの居酒屋で、ある記者に言われた。記者を目指していた頃、作文の指導をしてくれたＭ新聞の広瀬記者だ。

歳は５０代。ライオンのたてがみのよう...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2009-02-14T23:46:34+09:00</dc:date>
<dc:subject>秋田</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><br>
「お前は、記者には向いていない」<br>
<br>
この言葉は、今になって言われたことではない。大学の卒業を間近に控えた２年前、目黒駅近くの居酒屋で、ある記者に言われた。記者を目指していた頃、作文の指導をしてくれたＭ新聞の広瀬記者だ。<br>
<br>
歳は５０代。ライオンのたてがみのような白髪と、鋭い目つき。髪をかき上げながら、「お前はバカだ」というのが口癖だった。課題の作文は、いつも赤ペンで真っ赤になって返ってきた。それでも、「僕、記者になります」と、内定の電話を入れた時は、心なしかいつもの厳しい口調が和らいだ気がした。<br>
<br>
広瀬さんは、社会部記者や週刊誌編集長として活躍した。バンコクに赴任した時、アウンサンスーチー女史からの手紙を紙面で連載していたという。その最中、協力者との音信が不通になった。人づてに、どうやら殺されたらしいという話しを聞いた。「俺は、人を１人殺した」。広瀬さんの吐き出す煙草のけむり越しに飲む酒に、記者という職の重さを感じた。<br>
<br>
卒業前に、広瀬さんと居酒屋で２人飲んだ。記者になる期待と不安で胸が一杯だった。その時に言われた言葉が、冒頭の言葉だった。他人に頼らず、自分で考えて切り抜けろ、ということだったのだろう。<br>
<br>
記者は、まず地方へと配属される。赴任地は、広瀬さんの初任地である岩手の隣、秋田になった。仕事に追われ、連絡も年賀状程度になっていた。返事が来ることはなかった。そして去年、ともに広瀬さんの薫陶を受けていた友人から電話があった。「広瀬さんが亡くなった。ガンだったらしい」。まだ定年にもなっていないはずだ。あまりの突然の訃報に、その日は取材に頭が回らなかった。<br>
<br>
その後、広瀬さんの家族に連絡を取った。葬式はすでに終わっていた。香典のお返しと共に、奥様からお手紙と、広瀬さんの最後の記事の切り抜きを頂いた。広瀬さんは、ガンの体を押しながら、映画の現場を訪ねる連載記事を書いたり、当事者としてガンのシンポジウムに登壇したりしていた。<br>
<br>
最後の取材は、相当なものだったようだ。奥さんに荷物を持ってもらいながら、山を登って「楢山節考」の取材をした。「夫は心身ともにきつい時でも、手を抜かずに仕事に取り組んできたと思います。それがまた、生きている証でもありましたから。」という。その記事が載って数日後、再度入院。そして夏、「あの空に溶け込んで」いくように、記者人生を終えた。体が弱っていくのを感じながら、ペンを握りしめ、取材を続けたのだろう。記事の最後は、監督の言葉を借りて「人間に興味を持て」と締めくくられていた。広瀬さんからの、最後のメッセージのように感じられた。<br>
<br>
目の前の取材が上手くいかなくて悩んだり、怠けて逃げたくなったりする時には、広瀬さんと今飲んだら何て言われるだろうと思うと、身が引き締まる。「つまらないことを書くな、バカが」と言いながら、この文章も真っ赤にされるだろう。<br>
<br>
飲み会で言われた冒頭の言葉には、続きがある。<br>
「でもな、記者という仕事はやりがいがある。まずは頑張れ」<br>
広瀬さんは、生涯をかけて、記者稼業に覚悟と矜持を持って望んだ。自分も、そういう記者でありたい。<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
広瀬さん、自分が記者になってから、もう一度飲みたかったです。<br>
東北の美味しい酒を、一緒に飲めないのは残念です。<br>
どうか、そちらの世界では筆を休めて、ゆっくりしてください。<br>
僕は、向いていないなりに、頑張ろうと思います。<br>
ご冥福をお祈りします。</span><br>
<br>

<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/99 -->
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<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163529.html">
<title>力が欲しい</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163529.html</link>
<description>秋田に来て、半年が過ぎました。先日、秋田の街の中は、道路の轍もまばらな雪景色でした。秋田は、「あきたこまち」や「秋田美人」だけの町ではありません。「自殺率が１２年連続で日本一。出生率、少子化率、時間当たりの賃金が全国最低」など、社会のひずみが前面に吹き出...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2007-11-25T18:18:30+09:00</dc:date>
<dc:subject>秋田</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<span style="font-size: 125%;">秋田に来て、半年が過ぎました。先日、秋田の街の中は、道路の轍もまばらな雪景色でした。秋田は、「あきたこまち」や「秋田美人」だけの町ではありません。「自殺率が１２年連続で日本一。出生率、少子化率、時間当たりの賃金が全国最低」など、社会のひずみが前面に吹き出ている「先進地域」とも言えます。しかし、最近では「学力テストで小学生の成績が日本一」と、明るい話題も出てきました。<br>
<br>
見知らぬ土地に行くのは慣れているつもりでした。でも、初めての１人暮らし、地方生活、そして仕事と惑いの連続で、周りに流されるだけでもやっとです。最近では、電気代などを滞納してしまって督促状が届いたり、癒やしにと買った部屋の観葉植物が枯れたり、せっかく買った中古車がバッテリー切れで動かなくなったりと、自分のペースがまだつかめません。<br>
<br>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>
<br>
よく、「記者」という仕事の意味について、考え込むことがあります。最近では、記者は「ひとの声に向き合う仕事」なのかなと、ありきたりですが、実感するようになりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br>
<br>
僕には、理不尽に命を奪われた人や、残された人たちの声は、重すぎて受け止め切れません。受け止めたつもりでも、１分半では伝える力がありません。たとえ一時間あっても、うまく表現して伝える力がありません。<br>
<br>
ひとの喜び、怒り、哀しみ、楽しみを、ほかの人に伝わるように伝える力が欲しい。一見普通に見えても、角度を変えると色鮮やかに見えるプリズムのような視点が欲しい。秋田で、目の前にいる人の声に向き合っていきたい。<br>
<br>
先輩や上司に叱咤され、力量不足な自分の駄目さ加減に向き合う日々ですが、自分の目指すところへ行くための道のりが、うっすらと見えたような気がしています。と、久しぶりの休みに自分の立ち位置を整理してみました。</span><br>
<br>

<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/98 -->
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<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163528.html">
<title>秋田へ</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163528.html</link>
<description>社会人になりました。

「秋田」で人を伝える仕事をします。

何年いるかは分かりませんが、
少なくとも五年以上はいるそうです。

国際関係を勉強してきて、
途上国、紛争地域に問題意識を持ってきました。
これからは、日本の周辺地域ともいえる、
地方の秋田から活動して...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2007-05-05T10:46:59+09:00</dc:date>
<dc:subject>日本</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<span style="font-size: 125%;">社会人になりました。<br>
<br>
「秋田」で人を伝える仕事をします。<br>
<br>
何年いるかは分かりませんが、<br>
少なくとも五年以上はいるそうです。<br>
<br>
国際関係を勉強してきて、<br>
途上国、紛争地域に問題意識を持ってきました。<br>
これからは、日本の周辺地域ともいえる、<br>
地方の秋田から活動していきたいと思います。<br>
<br>
まずは、自分の生まれ育った日本で、<br>
身の回りから動いていきたいです。<br>
<br>
増えゆく内蔵脂肪に加え、<br>
高校の弓道部時代に冬のほうが調子が良かったので、<br>
寒いところはメタボな自分に合った場所だと思っています。<br>
<br>
縁もゆかりもない場所なので、<br>
秋田について知っていたら、<br>
何でも教えてもらえると嬉しいです。<br>
<br>
近くにお寄りの際には、ぜひご連絡ください。<br>
それでは、新幹線に乗ってきます。<br>
またいつか、お会いしましょう。<br>
<br>
P.S.<br>
このブログは、思い立った時に、細々と続けていこうと思います。<br>
中東旅行の日記・写真もたまっていますので。</span>
<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/97 -->
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<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163527.html">
<title>空も飛べるはず</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163527.html</link>
<description>小型のセスナ機が、軽快なプロペラ音とともに上昇する。まわりの建物や山々が、みるみる小さくなっていく。埼玉の少し奥、富士山より高い上空4000メートル。雲を突き抜け、雲海の上に浮かんでいるような気分になると、興奮は最高潮に達した。

ふと、天空の城ラピュタのパズ...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2007-01-08T13:43:30+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<span style="font-size: 125%;">小型のセスナ機が、軽快なプロペラ音とともに上昇する。まわりの建物や山々が、みるみる小さくなっていく。埼玉の少し奥、富士山より高い上空4000メートル。雲を突き抜け、雲海の上に浮かんでいるような気分になると、興奮は最高潮に達した。<br>
<br>
ふと、天空の城ラピュタのパズーが頭に浮かんだ。パズーは、ドーラおばさんが気を失い、重力に任せてフラップターが急降下しても、地面スレスレで機体を持ち直した。自分だって、と意味不明なフォローをしていた。そう、きっとここはタイガー・モス号。「おばさん、父さんは帰ってきたよ！」と、心の中で叫ぶ練習をしていた。<br>
<br>
10分ほど上昇していくと、前部座席の人たちが動き出した。ベテランと思しき人たちは、皆ニッコリしている。親指でグッドラックの合図をすると、目の前から消えていった。まじか、と思った。<br>
<br>
残されたのは、パイロットと、インストラクターさんと自分のみ。指示に従って、ドアがついていなく、風がゴウゴウと入ってくるセスナ機の側面へ、おずおずと進んでいく。<br>
<br>
「レディー・セット・ゴー！」<br>
<br>
背後にいるインストラクターさんの掛け声とともに、自分の身が空へ投げ出された。まじか、と思う間もなかった。バルス！言われたとおりに、胸の前に腕を交差させ、アゴを上げ、これでもかとエビ反り状態になる。肩をポンポンと叩かれると、手を大きく上に広げる。<br>
<br>
自由落下。ジェットコースターのように、腹の下がうずくような不快感はない。興奮のあまり、叫ぼうとしても空気が口の中に入り込んできて、声にならない。ムスカなみにパニック。<br>
<br>
すぐに、白い雲に突入した。口を開けると、小さな粒子が口の中を打つのを感じる。雲って、食べられるんです。すぐに突き抜けて、地上が見えてきた。飛び立った飛行場が、小さく見える。タイル画のように色分けされた畑と家が、目の前をたしかな速度で大きくなっていく。<br>
<br>
突然、上体がグイと上に引っ張られる。インストラクターのパラシュートが開いた。これで一命は取りとめた。木の葉のように、左へ右へ揺れる。世界が、ゆっくりと揺れている。「やばい気持ちいいっす！！」。今までの興奮を大声で言うと、「はまるでしょう」と応じてくれた。<br>
<br>
気がつくと、激しく耳が痛い。急激な高度変化のためだろう。鼻を摘んで息抜きをすると、耳の奥から水が抜けるような音がする。しばし空中遊泳のあと、両足をまっすぐに上げ、そのまま滑り込むように着地した。<br>
<br>
時間の感覚がない。30秒のようでもあり、5分のようでもある。しばらくは、三半規管がおかしくなり、気持ち悪く、吐き気すらしてきた。テレビに出てくる芸能人の挑戦では、映されない部分だ。<br>
<br>
現代人でしか味わえない快楽、スカイダイビング。お勧めしたい。（ちなみに、八回飛べば、一人で飛べるようになるとのこと）<br>
<br>
<br>
<br>
＞楽しかったね！</span><br>
<br>
<br>

<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/96 -->
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=3476908&name=nobitakeo&pid=1163527" width="1" height="1" />
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<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163526.html">
<title>ガンジス川のほとりにて</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163526.html</link>
<description>
ガンジス川の夜明け

インドの北部、ヴァラーナスにあるゲストハウスの屋上からは、聖なる川であるガンジスを臨むことができる。午後の昼下がり、日本から持ってきた文庫本を読みながら、ほのかにスパイスの利いた甘いミルクティー（チャイ）を飲む。なんて贅沢な時間だろう...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2006-11-12T03:25:19+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<span style="font-size: 125%;"><div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/a/2/a2f7c58f.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="a2f7c58f.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">ガンジス川の夜明け</div></span><br>
<br>
<span style="font-size: 125%;">インドの北部、ヴァラーナスにあるゲストハウスの屋上からは、聖なる川であるガンジスを臨むことができる。午後の昼下がり、日本から持ってきた文庫本を読みながら、ほのかにスパイスの利いた甘いミルクティー（チャイ）を飲む。なんて贅沢な時間だろうなどと思っていたら、チャイに灰が舞い込んできた。テラスから身を乗り出すと、眼下の川岸でキャンプファイヤーのような木組みの炎が三つ、煙の熱気とともに燃えているのが見えた。火葬場である。<br>
<br>
部屋に戻り本をベッドの上に放り投げ、川岸へと降りていった。少し離れたところで、遺族らしき人たちが炎をまっすぐに見つめている。自分も川へと続く階段に腰を下ろし、炎を見つめる。遺体は金の幕におおわれ、人々の歌声と共に、梯子状の竹組みで運ばれてくる。そして、聖なる川に浸される。薪の木組みに遺体を設置し、花びらやバターをかけた後、火を点ける。さっきまでただ眠っているだけに見えた人が、炎に包まれ、次第に木炭か人間か分からなくなってくる。火葬場で働く者が、竹棒で遺体をつつき、時にはヒザや肘を器用に折って位置を変え、全体を燃えやすくする。昼も夜も、火葬場に火が絶えることはほとんどない。二時間半で、人は自然に返る。ガンジス川の水で火は消され、灰は川へ流される。すぐ隣では、男が洗濯板に衣類を投げつけながら洗っている。牛が数十頭、人間たちと同じように沐浴している。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/7/4/74b09a41.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="74b09a41.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">宿近くにて、絵画から飛び出してきたかのような、<br>
路地裏の店先で何かを煮込んでいる男。</div><br>
<br>
マニカルニカー・ガートという火葬場へ行くと、煙で目が痛み、体全体に炎の熱気を感じる。ヴァラーナスで最大級の火葬場らしく、炎の数は二十を越える。目の前で、生身の人間が燃えていく。脂肪分が白くなり、小さな水泡のようなものが弾けながら、ジュージューと音がする。<br>
<br>
火葬場にたたずんでいると、押し付けガイド氏が勝手に案内や説明をしてきた。そして、死を待つ病人たちのいるというホスピスへと連れて行ってくれた。階段を昇ると、入り口には老婆が二人、座り込んでいる。自分の家族の名前を聞かれ、答えると皆のために祈ってくれた。そして、自らが死んだときのために、薪代が欲しいと言って、手を差し出してきた。地球の歩き方にある美談と一致している。怪しい。先ほどガイド氏が、貧乏人は薪が高くて買えないんだ、という話をしたばかりだった。しかもこのホスピスらしき建物、日本のJICAが援助したという記念の碑が、嘘か真か入り口においてある。300人いたという他の患者たちは、煙が入り込んでくるため、他の場所に移っているという。二人の老婆が、情けない顔で私を見つめてくる。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/c/6/c61077d5.jpg" width="300" height="400" border="0" alt="c61077d5.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">左下に「JICA」の文字が見える。</div><br>
<br>
「不愉快だ。あなたの話はどうして信じられようか。老婆が二人いるだけで、何がホスピスか。二年前に改修されたとはいえ、電気もなく、ベッドもない、ただの廃墟じゃないか。絶対にお金は寄付しない。この屋上から、火葬場を眺めている」というと、押し付けガイド氏が「出て行け、バッドカルマだ。（因果応報。悪い行いには悪い報いが来るぞ、といった意味合いか。）」と、目を剥き出さんばかりに迫ってきた。<br>
<br>
階下からやってきた欧米人の老夫婦と出くわした。小声で「気をつけて」と言ってウィンクすると、ポカンとした顔をされた。あとでやってきた別の押し付けガイド氏に聞いてみたら、「薪代は払わなくていい。あの老婆たちは、名女優なんだよ。あそこはホスピスなんかじゃない。夜にジャンキーの奴らが集まるただの溜まり場さ」と言いながら、紹介料目当てに土産物屋へ誘導しようとする。インド人の、なんとたくましいことか。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/d/6/d65e8a20.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="d65e8a20.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">伸身月面宙返り（沐浴）</div><br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/c/e/ced1aca0.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="ced1aca0.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">ガンジス川ほとりでは、毎夕、プジャと呼ばれる儀式が行われる。</div><br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/c/a/cac7b97c.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="cac7b97c.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">バラモン（僧侶）が、額に白い粉を塗ってくれる。<br>
シヴァ神の第三の目として、眉間に朱色の粉を塗るとなお良い。</div><br>
<br>
人々の生きる執念と、死者への弔い。聖俗が入り乱れた火葬場にたたずんでいると、目の前のガンジス川が全てを受け入れてくれていて、全てのことはたいしたことではない、そんな気がしてくる。ふと気付くと、黒いポロシャツに点々と、白い灰が舞い落ちていた。飲みかけのチャイの土器を地面に投げつけ、肩についた灰を払い落とす。宿に着くと、部屋に陰干ししていた洗濯物が煙臭くなっていた。自分も燃えればこんな臭いがするのだろうかなどと考えていたら、お腹がグゥと鳴った。夜ご飯を食べるのを、忘れていたらしい。どうせ食べたって、またお腹は減るさと思い、翌朝ガンジス川に入って沐浴するのを楽しみに思い描きながら、そのまま寝ることにした。</span><br>
<br>
<span style="font-size: 125%;"><div style="text-align: center;"><div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/b/7/b73e7441.jpg" width="400" height="293" border="0" alt="b73e7441.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
沐浴した日の夕方、激しい下痢に襲われる。<br>
その晩の深夜特急が遅れたため、<br>
全神経を肛門に集中させ、星空を見上げながら、<br>
列車が来るまでの六時間をひたすら駅で待つことになるとは、<br>
この時思いもしなかった。</div></span><br>
<br>
<span style="color:#ff0000;"><span style="font-size: 125%;">（※火葬場は撮影禁止）</span></span><br>

<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/95 -->
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=3476908&name=nobitakeo&pid=1163526" width="1" height="1" />
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<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163525.html">
<title>サレンドラ君の夢</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163525.html</link>
<description>
シャハダラの町はずれ

インドの首都、ニューデリー郊外のシャハダラ駅を降りて通りに出ると、人、人、人。リクシャー（人力車型の自転車）の運転手が、競い合うように客を呼び合っている。近くの広場には、職にあぶれ暇をもてあそばしている男たちがたむろしている。常に視...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2006-11-12T01:58:28+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/5/4/5414c523.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="5414c523.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">シャハダラの町はずれ</div><br>
<br>
<span style="font-size: 125%;">インドの首都、ニューデリー郊外のシャハダラ駅を降りて通りに出ると、人、人、人。リクシャー（人力車型の自転車）の運転手が、競い合うように客を呼び合っている。近くの広場には、職にあぶれ暇をもてあそばしている男たちがたむろしている。常に視界につきまとってくるハエの多さに驚く。下水の流れる側溝をまたぎながら、全裸でお腹のぽっこり膨れた子が、水のような大便をする。しばらくすると、犬がそれをペロリと食べていった。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/4/a/4a9b3d60.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="4a9b3d60.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">インド独立の象徴、糸車を回す老夫婦。</div><br>
<br>
「こんな汚いところにも、人は住んでいるんですよ。」。インドの大学に通うサレンドラ・クマール君（２２）が流暢な日本語で言う。彼は三つからなる名前のうち、一つを捨てた。その名前は、低いカーストを意味するものだったという。このスラム街で彼は生まれ、育った。<br>
<br>
彼とは、友人を通じて泊まったジャワハル・ネルー大学（JNU）の寮で出会った。インドでは東大にあたるというこの大学院で、彼は日本語を学んでいる。寮では多くの友人の笑顔に囲まれている、物静かで小柄な青年だ。彼の実家が近くにあると聞き、共に訪ねることにした。学部課程の三年間、大学までの道のりを、ここから片道二時間かけて通った。寮に入れたのは、大学院になってからだ。このスラム地区からJNU大学に進んだのは、彼が始めてだという。<br>
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<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/8/1/818e9273.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="818e9273.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">子供たちは、どこでもいい笑顔をしてくれる。</div><br>
<br>
８０人いた高校の同級生は、皆それぞれの道を歩んでいる。ある日、サレンドラ君がリクシャーに乗ると、その運転手はかつての同級生だった。「お前はまだ働いていないのか。俺はもう働いて、家族を支えているんだぞ」と言われた。何も言い返さなかった。JNUの大学院で勉強していることを、近所の人たちには言っていない。サレンドラ君はしかし、私にこう言った。「でも、勉強して力をつければ、いつかは国だって支えることができると思うんです。ここに住んでいる人たちは、毎日の生活で精一杯で、将来の夢がある人は、本当に少ないんです。私は、本当に恵まれていると思っています」。<br>
<br>
サレンドラ君の家族は、雑貨店を営むお母さんに、お兄さんが三人とお姉さんが一人。お父さんは、他界した。お昼ごはんとしてもてなされた羊のカレーはとても美味しく、舌の上で羊肉がほぐれていく。皿に盛られたナンの上を、小さなネズミがチューと走りさっていったが、誰も気にしない。お母さんは叔父さんとともに、小さな雑貨店を営んでいる。お兄さんたちが働きに出ているおかげで、末っ子のサレンドラ君は大学院まで進むことができた。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/2/7/27d1b599.jpg" width="400" height="338" border="0" alt="27d1b599.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">「もうここで、勉強することはないでしょう」、と彼は言った。</div><br>
<br>
家の屋上に出ると、レンガで造られた壁に、ビニールシートと竹でできた、ちょっとした空間がある。彼が大学受験の勉強をするため、自分で作った勉強部屋だ。高校生のとき、屋上から身を乗り出し、電信柱となっている木の枝を、ノコギリで切って屋根の支えにした。粘土をこね、自分でレンガを積んで壁を作った。家族が階下で団欒をしている夜、彼は裸電球を頼りにここで勉強をした。塾に行くお金はない。念願の軍隊の試験には落ちてしまったが、インドで名門のJNU大学に入り、日本語を学ぶことになった。<br>
<br>
サレンドラ君は現在、文部科学省のプログラムで、日本へ留学しようと考えている。通訳を目指している彼は、日本のアニメをほとんど見たことがない。汚い日本語を覚えないようにするためだ。いつかは日本の商社や企業でビジネスの実務を学びたいという。しかし、彼にはもう一つ、大きな夢がある。街の主要産業である「ジョラ」という、色鮮やかながら生地の丈夫な織物を、日本に広めることだ。日本と取引をすることによって、自分の生まれ育ったスラム街を発展させたいという。「とても大きすぎる夢です」と彼は言う。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/f/3/f3def1b8.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="f3def1b8.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">叔父さんの作った「ジョラ」を手に持つサレンドラ君。</div><br>
<br>
夕暮れ時になり、そろそろ帰る頃合になると、サレンドラ君がお母さんの膝を枕にして横になった。親子の間で、ヒンドゥー語が交わされる。そして、サレンドラ君が目を腕で覆った。お母さんが、彼の頭を優しく撫でてやる。僕は部屋を出た。しばらくすると、サレンドラ君が戻ってきた。目は赤く、ほのかに充血していた。ひとり大きな志を抱き、生まれ故郷が栄えるのを夢見るサレンドラ君は、お母さんの膝の上ではまだ若い青年だ。<br>
<br>
いつか日本の店頭で、彼の街から来た「ジョラ」という織物を目にする日が来たらいい。僕は言った。「君がジョラを日本に輸出する。そして僕が、日本に広がって注目を集めるジョラについて、いつの日かまた、君にインタビューするよ」。また一つ、約束ができた。<br>
<br>
実は、「ジョラ」という名前は彼がつけたもので、今までこの町の織物に名前はなかった。特産品という、概念がなかったようだ。普通より大きなサイズであることから由来して、「双子の兄弟」という意味らしい。日本とインドが、兄弟のように仲のいい関係を築いていく、そんなきっかけになるのかもしれない。</span>
<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/94 -->
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=3476908&name=nobitakeo&pid=1163525" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163524.html">
<title>写真で見るタイ</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163524.html</link>
<description>
これから、タイはバンコクに行ってきます。



幼稚園を訪問する地元大学生。
いつもはお昼寝の時間らしいですが、子供たちははしゃいでいました。



世界の車窓から。
窓から身を乗り出したら、ポーズをとってくれました。
日本軍が大戦中にタイ人・連合国軍の捕虜を使っ...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2006-10-30T01:12:27+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<div style="text-align: center;"><div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/2/d/2dd9f233.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="2dd9f233.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
これから、タイはバンコクに行ってきます。<br>
<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/0/8/08751d6a.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="08751d6a.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
幼稚園を訪問する地元大学生。<br>
いつもはお昼寝の時間らしいですが、子供たちははしゃいでいました。<br>
<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/b/c/bc5ac3ec.jpg" width="300" height="400" border="0" alt="bc5ac3ec.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
世界の車窓から。<br>
窓から身を乗り出したら、ポーズをとってくれました。<br>
日本軍が大戦中にタイ人・連合国軍の捕虜を使って建設させた、通称「死の鉄道」にて。<br>
過酷な労働環境から、枕木一つに一人が死んだ、とも言われています。<br>
<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/1/9/1917244c.jpg" width="300" height="400" border="0" alt="1917244c.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
タイで一番と言われる、チュラロンコーン大学の図書館にて。<br>
「いちゃつかないでください」<br>
注意書きがあるということは、実態はその逆。<br>
国民のほとんどが仏教徒のタイでも、若者はオープンなんですね。<br>
<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/b/c/bcf27fc0.jpg" width="300" height="400" border="0" alt="bcf27fc0.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
とても美しい「男性」です。</div><br>
<br>

<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/93 -->
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=3476908&name=nobitakeo&pid=1163524" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163523.html">
<title>行ってきます</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163523.html</link>
<description>明日よりタイに一週間、インドに二週間行ってきます。行事の都合上、短くて残念です。ご連絡が必要な方は、パソコン（プロフィール欄にあります）までどうぞ。

タイに行くのは、自分との約束を実現させるためです。小学校の卒業文集にはこうありました。ドラえもんのタイム...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2006-09-05T00:33:06+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<span style="font-size: 125%;">明日よりタイに一週間、インドに二週間行ってきます。行事の都合上、短くて残念です。ご連絡が必要な方は、パソコン（プロフィール欄にあります）までどうぞ。<br>
<br>
タイに行くのは、自分との約束を実現させるためです。小学校の卒業文集にはこうありました。ドラえもんのタイムマシーンに乗って、12歳までの人生を振り返るという趣旨で書いたようです。私は三歳から八歳まで、父親の転勤でタイに住んでいました。タイ語は話せないので、帰国子女ではありません。<br>
<br>
「夢でタイのことが思い出された。うれしいこと、かなしいこと、いやなこと、いっぱいあったな。思い出せばきりがない。仲良しの友達、読みあきたマンガ、住み慣れたマンション、とうとう高くて乗れなかった自転車、ゴキブリの死体・・・。八歳の頃、日本に帰ってきた。何故かうしろめたい気持ちが残っていた。またタイに行きたい。でも日本にもいたい。両方の気持ちでいっぱいになっている自分。うれしいようなかなしいような・・・（途中省略）（夢の中で）愛しのタイよ」（原文のまま）<br>
<br>
正直、こんなことを当時考えていたとは、文集を偶然手に取るまで忘れていました。人の気持ちは移ろいやすく、冷めやすいものなのかもしれません。でもだからこそ、「またタイにいきたい」と言った十年前の自分に、嘘をつきたくないと思ったんです。もし時の流れのせいにしたら、今考えている十年後の想いをも、裏切ってしまうかもしれないから。しかもこの気持ち、昨年交換留学から帰ってきた時と、とても似ているんです。社会に出る前に、まず十年前の約束を果たしたいと思います。<br>
<br>
P.S.<br>
タイとインドでは、留学時代の友人、バックパック旅行で出会った人たち、日本人の友人、日本人の友人の紹介、バイトの同僚の家族などに会いたいと思っています。これから三週間、色々な出会いと別れがありそうです。<br>
<br>
それでは、行ってきます。</span>
<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/92 -->
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=3476908&name=nobitakeo&pid=1163523" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163522.html">
<title>富士山登頂</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163522.html</link>
<description>ちょうど一年前のこの日（８月２日）、交換留学から日本に帰ってくる飛行機の窓の向こうに、雲にすっぽり覆われた富士山が見えた。「あそこに行ってみたい」。自然と、そう思った。「青木が原の樹海にもぐりこんでみたい、社会に出る前に日本一くらいになっておきたい、山登...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2006-08-26T01:10:34+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<span style="color:#ff0000;">ちょうど一年前のこの日（８月２日）、交換留学から日本に帰ってくる飛行機の窓の向こうに、雲にすっぽり覆われた富士山が見えた。「あそこに行ってみたい」。自然と、そう思った。</span>「青木が原の樹海にもぐりこんでみたい、社会に出る前に日本一くらいになっておきたい、山登りでダイエットをしたい」。人に理由を問われて色々と並べてきたが、結局は「飛行機から見えたから」。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/6/7/677cb7a7.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="677cb7a7.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">機内から富士山を望む</div><br>
<br>
今夏、ゼミ合宿後に、友達六人で登ることにした。発表の準備で寝ていなかったり、合宿の疲れが残っていたりしたが、五合目までのスバルラインに入ると、みんなの元気は回復した。<br>
<br>
酸素ボンベ、杖、飲み水などを確保して、午後五時、一列で手をつなぎ、スタートラインを飛び越えてアタック開始。目標は、全員でゴールだ。歩き始めてすぐに、反対側から泣きながら帰ってくるジャージ姿の女子高生を見て、動揺する。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/e/c/ec10b016.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="ec10b016.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">BEFORE</div><br>
<br>
雲よりも高くに登ると、空気が薄くなり軽い頭痛がする。緑の裾野に雲が海のように広がり、向こう側の山頂が孤島のようにぽつんと浮かんでいる。<br>
<br>
七合目。夕日が山の向こう側に沈み始める頃、宿泊先の山小屋である「鳥居荘」にたどりつく。山頂の向こうにある上弦の月が、すぐそこに見えた。ここでアルバイトをしている高校生は、一ヶ月近く滞在するらしい。具なしのカレーライスが美味しくて、三度もお代わりをしたのは富士山のせい。九時に寝て、十二時手前くらいまで仮眠をとる。<br>
<br>
深夜、ご来光目指して再度、登頂開始。真っ暗闇の岩肌を、ライトを頼りに進んでいく。満天の星。星と星の間を探しても、また星が見つかってしまう。休憩をするたびに、流れ星を見る。後方を見下ろせば、ヘッドライトで登る人たちの明かりが、ジグザグの線上になって、揺らめいている。休憩所で売られているものの値段は、山頂に近づくにつれてインフレが進行していた。<br>
<br>
突然、雲の下が、ピカッと光った。「ドーーォン」。花火を上から見下ろすのは、初めてだった。光を吸い込む暗雲の中で、小さな線香花火のように、鮮やかな色を放っていた。花火を天上から見下ろすと、小さな華のようだった。<br>
<br>
夜明けが近くなり、山頂にてご来光を待つ。山小屋でもらった手弁当をほおばると、眠気を誘う寒さも気にならない。一直線の地平線の一点から、まばゆい光が放射線上に広がる。いつしかオリオン座は消え、山に、空に、樹海に、それぞれの色が蘇ってきた。いくつか、願い事をする。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/c/9/c99a06da.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="c99a06da.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">頂上付近は長蛇の列</div><br>
<br>
五合目から伏目ごとに焼印を押されてきた杖に、山頂の浅間大社で朱印を押してもらう。具沢山の豚汁で体を温めると、自然と眠りに落ちていた。大勢の登山客で、休みどころや土産物屋は大賑わいだった。友人たちも寝ていたようで、一時間ほどして下山を開始した。火口だけ望んで、お鉢巡りはしなかった。<br>
<br>
高山病のせいか止まらない欠伸、歩くたびに舞う赤い砂、塩分不足のせいかよろしくない体調。百キロハイクは体にきたが、富士山は脳にくる。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/5/f/5f7fe71a.jpg" width="300" height="400" border="0" alt="5f7fe71a.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">頂上付近にて</div><br>
<br>
自分一人が遅れをとった。しかしゴール直前で、線の向こうに出ずに皆が待っていてくれるのを見たときは、嬉しくて、走り出した。途中で見かけた馬車に乗ってゴールしようかと思っていたことなど、都合よく忘れた。皆で一緒にジャンプして線を越え、<span style="color:#ff0000;">ワレ富士登頂ヨリ生還セリ</span>。自分一人では、おそらく困難だった。六時間半かかった往路を、四時間で下った。<br>
<br>
軽く食事を取り、車で河口湖温泉に向かう。温泉の力は偉大だ。肩まで湯につかると、疲れまでが溶け出ていく。気がついたら、露天風呂の石廊下で眠りに落ちていた。客は、自分たちしかいない。河口湖近辺で食事をして、一路東京へ戻る。<span style="color:#ff0000;">これから富士山を目にするたびに、空から見下ろした時の自分と、頂上へ上り詰めた時の自分を思い返すのだろう。<br>
<br>
遅ればせながら、みんなありがと～。一緒に登れて楽しかったよ。またやんちゃしようね（笑）</span><br>
<br>
※この体験記は、98％が脚色されていますので、苦情は受け付けません（笑）<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/d/6/d69bf769.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="d69bf769.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">AFTER</div><br>
<br>
<span style="color:#ff0000;"><span style="font-weight: bold;"><span style="font-size: 125%;">付録：富士山用語集</span></span></span><br>
<span style="color:#ff0000;">・～くね</span><br>
ジグザグ／＼／＼／＼上に進む山道で、二つ目の曲がり角までの単位。くねくねしているところから。<br>
「あと２クネで休憩しようね」<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">・流れ星症候群（Shooting Star Syndrome）</span><br>
綺麗な星空が広がる夜間登山にて、流れ星を見たと錯覚してしまうこと。転じて、他人が見て自分が見えなかったときにいう、悔し紛れの抵抗。<br>
「どうせ、シューティング・スター・シンドロームでしょ」<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">・教授</span><br>
周りの皆を気遣ってくれる、人格者なゼミ生の一人を称えて。<br>
「さすが、教授。味噌汁おごって」。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">・仙豆（センズ）</span><br>
夜の富士に冷やされたアーモンド・チョコボールを、登山中に食べると美味しいことから<br>
「仙豆はもうなくなったよ」<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">・ウナギ</span><br>
途中ですれ違った中年男性二人からもらったバナナが、傷んで怪しげな液を出し、かつ鰻色になっていたことから<br>
「鰻に触ったら、匂い取れないんですけど・・・」<br>
<br>

<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/91 -->
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=3476908&name=nobitakeo&pid=1163522" width="1" height="1" />
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163521.html">
<title>色々な雨</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163521.html</link>
<description>7月11日から15日まで、代々木オリンピックセンターで行われた内閣府討議セッションに参加した。

日本人青年60人と外国人青年90人（エストニア、ラトビア、リトアニア、ブルガリア、カンボジア、ドミニカ、ヨルダン、モザンビーク、ミャンマー、ニュージーランド、チュニジア...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2006-08-08T03:54:59+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<span style="font-size: 125%;">7月11日から15日まで、代々木オリンピックセンターで行われた<span style="color:#ff0000;">内閣府討議セッション</span>に参加した。<br>
<br>
日本人青年60人と外国人青年90人（エストニア、ラトビア、リトアニア、ブルガリア、カンボジア、ドミニカ、ヨルダン、モザンビーク、ミャンマー、ニュージーランド、チュニジア）が参加し、「企業の社会貢献・教育・環境・情報・伝統文化・ボランティア」などの分科会に別れて議論が行われた。<br>
<br>
フェアエル・パーティの会場を出ると、雨がザーザーと降っていた。<br>
<br>
降りしきる雨の中、傘も差さずに腕を大きく広げ、空を仰ぐ白い影を見つけた。<br>
<br>
アラブ式の赤いターバンに白い民族衣装を着た、ヨルダン出身のアリだ。<br>
<br>
現地で観光業を営んでおり、奥さんは日本人というだけあって、流暢な日本語を操る三十代の青年だ。<br>
<br>
雨で遊んでいるのか、ただ傘を持っていないのか。<br>
<br>
「一体何をやっているの？」と尋ねると、アリは言った。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">「雨が嬉しいんだ。」</span><br>
<br>
屋根から滴る水流に、目をつむって打たれている彼の伝統衣装が、びしょ濡れになって透き通っていた。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/4/b/4be0fe2f.jpg" width="300" height="400" border="0" alt="4be0fe2f.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<br>
雨がほとんど降らないというヨルダンから来たアリは、天の恵である雨を降らした神への感謝と喜びを、体で表現していた。<br>
<br>
砂漠の多い中東では、貴重な資源である水を巡る紛争が起きている。<br>
<br>
一方、日本では雨は普段の生活に根ざした身近なものであり、時として疎んじられる存在だ。<br>
<br>
梅雨や台風で大雨が降れば、服が濡れてしまう上に、傘で片手がふさがる。<br>
<br>
雨の中の来客には、「お足元がお悪い中、お越しいただきまして・・・」と言うなど、ネガティブな意味合いが強い。<br>
<br>
日本での雨について説明すると、アリは言った。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">「雨は、神が日本に与えた最初のギフトだね。感謝したほうがいい」。</span><br>
<br>
ふと気付くと、アリと私のやり取りをカメラで後方から撮影している青年に気付いた。<br>
<br>
チュニジアから来た彼は、「文化の違い」をテーマにドキュメンタリーを撮っているという。<br>
<br>
「今の場面から、日本とアラブの文化の違いが出てくる。この映像は、こう使うんだ」、と身振り手振りを交えながら説明してくれた。<br>
<br>
アリの行動に驚いた私の態度は、今度は映像を見るチュニジアの人たちを逆に驚かせるのかもしれない。<br>
<br>
「この丸っこいアジア人、変なこといってやがるぜ、おい」。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">同じ空から降る雨にも、色々な雨があるものだ。</span></span><br>
<br>

<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/90 -->
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=3476908&name=nobitakeo&pid=1163521" width="1" height="1" />
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</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163520.html">
<title>十年ぶりの小学校</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163520.html</link>
<description>
「めぐる車はわれらが母校　たゆまぬ力があふれてる♪」


ランドセルの自分が走ってきそう

ジャングルジムのてっぺんから見下ろす風景は、あの頃と何も変わらない。校庭の桜はすっかり花びらを落とし、力強い緑でおおわれている。卒業して十年ぶりに、小学校の校門をくぐ...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2006-05-08T00:23:48+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/2/2/2219d4f2.jpg" width="320" height="240" border="0" alt="2219d4f2.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">「めぐる車はわれらが母校　たゆまぬ力があふれてる♪」</div><br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/c/b/cb951a61.jpg" width="320" height="240" border="0" alt="cb951a61.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">ランドセルの自分が走ってきそう</div><br>
<br>
ジャングルジムのてっぺんから見下ろす風景は、あの頃と何も変わらない。校庭の桜はすっかり花びらを落とし、力強い緑でおおわれている。卒業して十年ぶりに、小学校の校門をくぐった。就職活動で思うところがあり、原点を訪ねてみたかったからだ。卒業式にみんなで植樹した木は、プレートが取れてはいたが、立派に成長して自分の背丈をはるかに越えていた。<br>
<br>
閉ざされたガラス戸ごしに、校舎の中を覗いてみる。昇降口にある、あたたかな木目の下駄箱は、あの時のままだ。校庭で遊び回って汗だくになり、ごくごく飲んだ水道の蛇口は、今では壊れ、針金で固定されていた。たまにミミズが入っていることもある、恐ろしい蛇口だった。<br>
<br>
給食の早食いだけは、誰にも負けなかった。他のクラスで残った蜜柑を求めて、昼休みに各教室を回った。20個の蜜柑を数えて食べては、幸せを感じていた。兄弟がいるから家で必死なのかしら、と先生からは思われていたが、一人っ子だ。当時流行っていた「ウゴウゴルーガー」の「ミカン星人」というあだ名がついた。<br>
<br>
カバンを地面に置いて、ひんやりと冷たい鉄棒を握る。えいっ。体がくるりと回った。初めて逆上がりができたときは、まるで自分が必殺技でも習得したかのような興奮を味わった。腰を曲げて体を鉄棒にあずけていると、目の前の校舎がひっくり返った。随分長いこと、忘れていた景色だ。<br>
<br>
冬になると、マラソンスタンプラリーなるものがあった。昼休み、必死でグラウンドを四周し、四つスタンプを押してはクラスの友達と競った。担任の先生による、子供心をくすぐるはた迷惑な発案だった。成人式に行ったら、他の小学校の校長先生になっていた。<br>
<br>
かつて所属していた少年野球チームの練習する掛け声が、遠くの河原から聞こえてくる。ライトを守っていた少年は、塾に通うために野球をやめた。いつも一緒に登校していた友人は体格が良く、エースとして中学でも野球を続けていた。この前会ったら、いつのまにか身長を追い抜かしていた。<br>
<br>
どこかから、夕餉の匂いがしてきた。味噌汁だろうか。六時のチャイムが鳴る。そろそろカラスと一緒に、家に帰る時間だ。<br>
<br>
ほこりのかぶった卒業文集を取り出してみた。「15年後の夢：平凡なサラリーマン」。なんと夢の無い子どもだろう。自分の書いた文章は、ドラえもんのタイムマシーンに乗って半生を振り返るという趣旨のものだ。「もう一度タイに行きたい」と書き残している。思考回路は、今と変わらないかもしれない。<br>
<br>
ようやく、念願のスタートラインに立てた。これからの旅、楽しみながら進んでいきたい。今度また母校の門をくぐるときも、同じ気持ちでジャングルジムから校庭を眺め、鉄棒で空をひっくり返したい。<br>

<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/89 -->
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=3476908&name=nobitakeo&pid=1163520" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163519.html">
<title>CNNパイプライン</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163519.html</link>
<description>
CNN Pipeline

最近、はまっているものがある。アメリカのニュース番組CNNのオンラインサービス、「CNN Pipeline」だ。ネット上でCNNが見れる、といえば分かりやすいだろう。

「CNN Pipeline」のすごい点は三つある。

一つは、英語の勉強に最適であること。
バックミュー...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2006-01-04T04:00:49+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/3/a/3a108a2a.jpg" width="434" height="321" border="0" alt="3a108a2a.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">CNN Pipeline</div><br>
<br>
最近、はまっているものがある。<span style="color:#ff0000;">アメリカのニュース番組CNNのオンラインサービス、<span style="font-weight: bold;"><span style="font-size: 125%;"><a href="http://premium.cnn.com/pipeline/#" target="_blank"><span style="text-decoration: underline;">「CNN Pipeline」</span></a></span></span></span>だ。ネット上でCNNが見れる、といえば分かりやすいだろう。<br>
<br>
「CNN Pipeline」の<span style="color:#ff0000;"><span style="font-weight: bold;"><span style="font-size: 125%;">すごい点は三つ</span></span></span>ある。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">一つは、英語の勉強に最適であること。</span><br>
バックミュージックとして流せば、一日中英語のシャワーに浸れる。ニュースの英語はとても整っているので、分かりやすい。リスニングの練習に重宝する。もちろん、字幕はついていないが。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">二つは、充実したコンテンツがあること。</span><br>
四つのチャンネルがあり、常に同時並行で放送している。メインチャンネルを見ていれば、常にニュースが入れ替わり飽きることはない。テレビ感覚でつけっぱなしで見ることができるのだ。（テレビ放送そのものが流れているわけではない。）また、五分弱ほどのニュースやレポートなどがアーカイブ（去年後半から）として大量に残されている。興味のあるトピックがあれば、いつでも見ることができる。<br>
<br>
「つけっぱなしで見れる」という点が、<span style="color:#ff0000;">BBCのネット放送よりも秀でている。</span>BBCではアーカイブはそれなりにあるが、常に流れているニュース放送は5分程度の繰り返しで飽きてしまう。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">三つは、ライブ映像が見れること。</span><br>
<span style="color:#ff0000;">国連総会、国務省、アメリカ議会、ホワイトハウス、ブッシュの会見などの生中継</span>が見られる。ブッシュの会見などは、日本のニュースではワン・フレーズくらいしか聞くことができない。なので、全てを見れることはマスコミのバイアスがかからないという点で重要な意味がある。<br>
<br>
かつてワシントンDCの某日本新聞にてインターンをした際に、国務省の記者会見に出かけた時は感動した。しかし、今回は日本の家にいながらにしてリアルタイムで聞くことができることに感動した。記者会見で、いつも自分の質問だけして途中で帰る、ベテランらしきおじさんがいた。そのオジサンの頭がカメラの前を横切るのをネットで見て、思わず「またか！」と笑ってしまった。<br>
<br>
また、会合だけではなく、<span style="color:#ff0000;">風景のライブ映像</span>も空いたチャンネルで流している。ホワイトハウス前、サンフランシスコの夜明け、ゴールデンゲートブリッジの車の状況、タイムズスクエア前、サンタモニカピアなどだ。音声はないが、生の映像を見ると、その場にいるような感覚になれる。タイムズスクエア前にて、年越しに忙しそうに横断歩道を渡る人を見て、懐かしく思えた。一度旅行で行った人には、なおさらお薦めかもしれない。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;"><span style="font-weight: bold;"><span style="font-size: 125%;">問題は二つ</span></span></span>だ。<br>
<span style="color:#ff0000;">一つは、有料制であること。</span><br>
一月に３ドルかかる。一年契約なら25ドルだ。これを安いと思うか、高いと思うかは人それぞれだろう。ちなみに、スカイパーフェクTVでCNNを見ようとすれば、315円（レンタル料）＋410円（基本料金）＋945円（CNN視聴料）＝1670円が毎月かかる計算になる。<br>
<br>
また、有料制であるため、CMは流れない。無料版だと、繰り返されるCMに飽き飽きすることがあるので、多少なりとも有料の方が使い勝手がいい。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">二つは、寝不足になること。</span><br>
会合のライブ映像などは、時差の関係もあって深夜になる。昼間見ていると、メインチャンネルでニュースはやっているが、他のチャンネルはお休みということが多い。<br>
<br>
興味が湧いた方は、<a href="http://premium.cnn.com/pipeline/#" target="_blank"><span style="text-decoration: underline;">試してみてはいかがだろうか？</span></a>お試しに、一日一ドルコースもある。<br>
<br>
ちなみに、僕はCNNの差し金でも何でもありません！（笑）<br>

<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/88 -->
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=3476908&name=nobitakeo&pid=1163519" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163518.html">
<title>訪韓レポート　その１</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163518.html</link>
<description>先日、無料で韓国に10日間、28人の大学生と2人の引率者の方と共に訪ねました。ここに、個人報告書を大幅に加筆・修正した上でアップします。暇過ぎて、やることねぇよ！！って方のみ、どうぞ（笑）


空港だよ、全員集合

「韓国を訪ねて～政治的相違点と文化的共通点～」
１...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2005-12-22T02:13:28+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<span style="text-decoration: underline;">先日、無料で韓国に10日間、28人の大学生と2人の引率者の方と共に訪ねました。ここに、個人報告書を大幅に加筆・修正した上でアップします。暇過ぎて、やることねぇよ！！って方のみ、どうぞ（笑）</span><br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/0/d/0dc837bd.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="0dc837bd.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">空港だよ、全員集合</div><br>
<br>
<span style="font-weight: bold;"><span style="font-size: 150%;"><span style="color:#ff0000;">「韓国を訪ねて～政治的相違点と文化的共通点～」</span></span><br>
<span style="color:#ff0000;"><span style="font-size: 150%;">１．はじめに</span></span></span><br>
<span style="color:#ff0000;">「小泉首相が、まもなく靖国神社を参拝する模様です。」</span><br>
<br>
アナウンサーが、少し興奮気味に言った。窓の外に小雨が降る朝、韓国へ行くために急いで荷造りをしていた。ニュースの映像では、黒塗りの公用車から降りた小泉首相が、神妙な面持ちで参道を歩いていた。この絶妙なタイミングで韓国に行けるのは、ただの交流では終わらない様々な経験ができる『絶好のチャンス』なのではないか、と思い気分は高揚した。<br>
<br>
今回、初めて韓国を訪れた。<span style="color:#ff0000;">このプログラムに参加したきっかけは、「韓国人ルームメートと口論になったこと」だ。</span><br>
<br>
カリフォルニアでの交換留学中、八人いるルームメートの内の一人は、韓国の延世大学から来た留学生、サンウー・チョーだった。同じアジアからの留学生ということで、仲良くなるのに時間はかからなかった。しかし、ある晩に口論になってしまった。それは、歴史問題、特に竹島（独島）問題だった。お互い思わず感情的になって、翌日の課題読書があるにもかかわらず、議論は夜が更けるまで続いた。彼とは仲が良く、図書館で一緒に勉強したりしていた。ところが議論は感情的になり、いつのまにか当時の日本軍の行動を指す主語が「You」に入れ替わっていた。議論の決着点は見出せなかったが、互いに翌日の授業を考えて寝ることにした。<br>
<br>
個人的には仲が良かったはずなのに、自分には直接関係のないはずのことで喧嘩をしてしまった。一人ベッドの上で、やるせない切なさを感じた。翌朝からはまた普通の関係に戻ったが、自分の中のわだかまりがなくなることはなかった。日韓関係に強い興味を持つようになった。ならば韓国という国に実際に行ってみたいという思いが募り、今回の訪韓団に申し込んだ。<br>
<br>
終わってみれば、韓国という国を濃密に体験できた十日間であった。寒い中も半袖で鍛錬したのもいい思い出だ。趣味である写真を撮るチャンスに恵まれ、好奇心は大いに刺激された。<span style="color:#ff0000;">研修を通して得たことは「政治的・歴史的な違いによる問題点に諦めと憤りを感じる一方、文化的・社会的な共通点に希望を見出した」ということだ。</span><br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/3/6/362723d8.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="362723d8.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">南北JSA君。軍事境界線近くの土産物店で購入。</div><br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/f/5/f5638432.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="f5638432.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">この橋の向こうは、北朝鮮。非武装地帯は、自然の宝庫だという。皮肉なものだ。</div><br>
<br>
<span style="font-weight: bold;"><span style="color:#ff0000;"><span style="font-size: 150%;">２．政治的・歴史的問題点</span></span><br>
<span style="font-size: 150%;"><span style="color:#ff0000;">２．１　西大門刑務所</span></span></span><br>
<span style="color:#ff0000;">「政治的・歴史的問題点」を、「西大門刑務所」と「韓国の兵役制度」に感じた。「</span>西大門刑務所」は、自分にとって忘れられない場所だ。西大門刑務所は韓国で最初にできた刑務所で、植民地時代に抗日運動(独立運動)を行う韓国人を捕まえ監禁するための監獄であった場所だ。忘れられない理由を率直に言えば、展示形式に納得がいかなかったからだ。<br>
<br>
紅葉で黄色い落ち葉の舞う公園の横に、ひっそりと赤い建物が建っている。一階から薄暗い地下展示室に入った途端、「キャ～」という女の泣き叫ぶ声と、「ヒェッヒェッヒェッ」という悪魔のような男の笑い声が聞こえてくる。日本軍による刑務所での韓国人に対する拷問が、電動の蝋人形によって再現されていた。軍服を着た日本兵が、千枚通しで女の爪の間を突き刺している。一連の動きは、今後も地下室で無限回繰り返されるのだろう。白い壁は、日本を中傷する落書きで埋め尽くされている。「Fuck Japan」という英語も見られる。他にも、死刑執行を模擬体験できる椅子もある。蝋人形の日本人判事たちの前にある椅子に座ると、マイクから彼らがハングルで喋りだす。と、突然に座っていた椅子がガクンと１０センチほど落ちるのだ。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">同じく第二次世界大戦での悲惨な歴史を展示した、ワシントンDCにある「ホロコースト博物館」と比較してみる。</span>ナチスのホロコーストでは、６００万人ものユダヤ人がヒトラーらによって虐殺された。博物館では、ユダヤ人迫害の歴史、ナチズム台頭の流れ、ホロコーストの実態、そして解放までを、文字だらけのパネルで淡々と説明している。視覚的に訴えかける展示もある。医療実験のビデオ映像や、持ち主のいなくなった囚人用の青い靴の山などだ。展示形式が、西大門刑務所とは全く異なる。それだけではなく、導き出される結論もまた異なる。ホロコースト博物館から受けた印象は、<span style="color:#ff0000;">「悲惨な歴史を二度と繰り返してはならない、」という冷静な未来志向的なものであった</span>。「ナチス・ドイツへの憎しみが湧いてくる」、ということはない。悲惨なホロコーストに至るユダヤ人迫害の歴史を描くことによって、イスラエル建国を正当化するという政治的な結論が出てくるとも言えるのかもしれない。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">翻って、韓国にある西大門刑務所はどうだろうか。</span>受けた印象は、<span style="color:#ff0000;">「残酷な日本軍侵略の歴史を忘れてはならない」</span>である。文字による展示よりも心に残るのは、視覚と聴覚に直接訴えかけるグロテスクな蝋人形たちだ。来場者の冷静な思考判断は停止し、生理的な嫌悪感が日本に対して起こるだろう。ましてや、歴史を学問として学ぶ前の子供たちであったら、なおさらである。現に私たちが訪れた際には、女子中学生たちが数十人で社会科見学をしていた。また、<span style="color:#ff0000;">ホームステイでお世話になった韓国人のお母さんの職業は中学校の先生で、生徒たちをここに連れてくる</span>ことがあるというから、複雑な心境だ。生徒たちの意見で、「日本人を見ると刑務所での展示が頭に蘇ってくる」という子もいるという。極めてネガティブな刷り込み効果ではないか。かつて刑務所で日本兵が蝋人形のような残酷な行為を行ったかどうか、今となっては確かめようはない。だからといって否定するつもりは全くない。しかし、生々しい展示形式をとることで、果たしてどんな未来志向的な効果が得られるだろうか。疑問を感ぜざるを得ない。これでは、「日本を敵にして、韓国人の国家意識を高める」という目的があるのではないか、と感じても仕方がない。記念館は、オープンしてまだ10年が経っていないという。ここを訪れて育った若い世代の今後を考えると、<span style="color:#ff0000;">将来の日韓関係を思わず悲観視</span>してしまった。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/2/7/27b02858.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="27b02858.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">伊藤博文を暗殺した、韓国の英雄、安重根記念館にて。誇らしげに写真に写る子供たち。</div><br>
<br>
余談になるが、<span style="color:#ff0000;">有志で訪れた戦争記念館は自分の中に引っかかるものがあった。</span>荘厳な神殿のような外観の戦争記念館には、韓国の関わった戦争に関する資料が数多く展示されている。ほとんどが韓国語で、理解は難しい。朝鮮戦争のみ、日本語によるドキュメンタリー映像があった。三国時代、朝鮮動乱、ヴェトナム戦争など、戦争に関する展示がある。しかし、抜けているものがある。第二次世界大戦だ。つまりは、韓国にとって第二次世界大戦は侵略であって、戦争ではない、ということだろうか。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/8/e/8e5481f9.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="8e5481f9.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">南大門にて。是非紹介してください。</div><br>

<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/86 -->
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=3476908&name=nobitakeo&pid=1163518" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163517.html">
<title>訪韓レポート　その２</title>
<link>http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163517.html</link>
<description>２．２　韓国の軍隊制度
次に、「韓国の軍隊制度」だ。ソウル市から一時間、「DMZ（非武装地帯）」に近づいてきた時に、検問があった。パスポートチェックのために、バスの中に軍人が入ってきた。皆の私語がぱたりと止み、車内の空気は一瞬で張り詰めた。何より驚いたのは、...</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2005-12-21T02:35:59+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<span style="color:#ff0000;"><span style="font-weight: bold;"><span style="font-size: 150%;">２．２　韓国の軍隊制度</span></span></span><br>
次に、「韓国の軍隊制度」</span>だ。ソウル市から一時間、「DMZ（非武装地帯）」に近づいてきた時に、検問があった。<span style="color:#ff0000;">パスポートチェックのために、バスの中に軍人が入ってきた。</span>皆の私語がぱたりと止み、車内の空気は一瞬で張り詰めた。何より驚いたのは、その軍人が自分たちと同い年くらいの青年だったことだ。同世代の若者同士のはずなのに、自分と彼との間には明らかな境界線があった。<br>
<br>
同じことは<span style="color:#ff0000;">、「釜山日本語学校」</span>でも感じた。自分とパートナーになったのは、NIKEと深田恭子が大好きな、日本語を習って三ヶ月のファン君だった。親切でとても気を遣ってくれる、照れ笑いの似合う青年だった。将来は、会社の社長になってナイキの靴を扱いたいという夢を持っている。そのファン君が、財布に常に携帯しているものがある。軍隊にいた頃の写真だ。見せてもらって、表情には出せなかったが、とても驚いてしまった。まるで別人だったからだ。口は一文字に閉じ、手は迷彩服のズボンポケットに突っ込み、ややアゴを上げて見下すような目で挑発的な顔をしている。かっこつけているということもあろうが、とても目の前で笑っている彼とは思えなかった。この写真は、彼の誇りのようだ。今も北朝鮮とは「休戦状態」であるという、韓国の特殊性を感じた。<span style="color:#ff0000;">韓国人の彼らと自分は同じ若者同士であるのに、一時期を軍隊という全く違う世界に生きているのだ。</span><br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/6/0/601d71d8.jpg" width="300" height="400" border="0" alt="601d71d8.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">美女を前に、思わずニンマリなファン君</div><br>
<br>
<span style="font-size: 150%;"><span style="font-weight: bold;"><span style="color:#ff0000;">３．文化的・社会的共通点</span></span></span><br>
「政治的・歴史的な問題点」は、とても大きいものだ。西大門刑務所では子供たちの今後の日本観を憂い、軍隊制度については同じ若者同士でも全く違う環境にいるという事実に改めて気づかされた。果たして、日本人と韓国人が共通して理解し合うことはできるのだろうか、と悲観的になった。しかし、私は期待を日本との「文化的・社会的共通点」に見出した。つまりは、「風景」、「アジア的価値観」、そして「文化・芸能」だ。<br>
<br>
<span style="font-size: 150%;"><span style="font-weight: bold;"><span style="color:#ff0000;">３．１　街の風景</span></span></span><br>
第一に「街の風景」が日本にとても似ていた。夜の<span style="color:#ff0000;">明洞</span>は銀座か渋谷のようにネオンが美しく若者たちで賑わっている。街にあふれるハングルに酔ったのを別にすれば、街中を歩いていて違和感を持つことはあまりなかった。<span style="color:#ff0000;">楽案邑城民族村</span>での田園風景は、そこはかとなく日本を彷彿とさせた。夜の<span style="color:#ff0000;">南大門市場</span>は、カオスそのものだ。混雑した通りでは人々が無秩序に行きかう。喧騒の中で、おばちゃんたちの客引き声が飛び交う。店には原色の日常品や土産物が並んでいる。屋台からは、美味しそうな海産物焼きや、香辛料の独特の匂いが漂っている。市場のカオスに、思わず魅了されてしまった。歩いているだけでウキウキしてしまい、カメラのシャッターを押し続けた。アメリカのチャイナタウンで感じたものに、とても良く似ている。アジアの元気さには共通するものがあるのだろう。近年に改装されたというソウルの清渓川は、夜にライトアップされていて人工的ながらも、幻想的で美しかった。釜山の朝鮮ビーチホテルの窓から見える夜景は絶景だ。漆黒の海と、弓状に張り出した眩い明かりがアンバランスに共存している。それでいて、窓の枠で切り取れば一枚の絵のように、完璧な構図だ。韓国最後の夜、花火、海、岩、波、明かり、トランプ。最高の夜景だった。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/9/6/963dfaa7.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="963dfaa7.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">綺麗な夜景を横目に、エントリーシートを書いていた自分・・・</div><br>
<br>
<span style="font-size: 150%;"><span style="font-weight: bold;"><span style="color:#ff0000;">３．２　アジア的価値観</span></span></span><br>
第二に、「アジア的価値観」をホームステイにて強く感じた。二日間、お母さんとお父さんの二人住まいの家にお世話になった。<span style="color:#ff0000;">お二人は、一昔前の日本にあった家族像そのものであった。</span>物静かでやさしいお母さんと、口数は少なく厳しくて頑固なお父さんだ。二人ともベジタリアンなので、家での食事は自分の満足を残念ながら満たすものではなかったのは仕方がない。二人の娘さんたちは、カナダに留学しているという。二人がいなくなってから、ホームステイ受け入れを始めたのだという。あるいは、寂しかったのかもしれない。お父さんの趣味がウォーキングだったことが、ホームステイ生活を過酷なものにした。一日目に花火を見に行った時のことだ。お父さんの歩き（走り！？）がとても早い上に、後ろを振り返るということをしない。なので追いつくために必死で人ごみをかき分けて走ったり、たまに見失ったりした。しかし、寒い日に見る花火は美しかった。二日目はソウルタワー周辺に行った。なんと頂上までバスで行ってからはウォーキングコースを半日歩き続け、大学や安重根記念館（日本統治下時代は神社であったため、境内の雰囲気が残っていた。）に寄りつつも、とうとう徒歩で都心のコリアナホテルあたりまで来てしまった。ホテルからタワーを見上げてみた。パンパンに張った足をさすりながら、よくここまで来たものだと感心した。お父さんとは英語で意思疎通ができたが、お母さんとはジェスチャーで頑張った。韓国語が全くできない自分を通訳してくれた、相方のU君に感謝である。<br>
<br>
<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/8/a/8a8596a3.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="8a8596a3.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">ホームステイでお世話になったお父さんとお母さん。</div><br>
<br>
お母さんとお父さんの二人から、日本の家族像との共通点を見出しただけではない。<span style="color:#ff0000;">ここでのホームステイは特殊だった。なぜなら、他にもホームステイをしている海外からの旅行客がいたからだ。</span>自分たち日本人二人に加え、タイ人二人と香港人一人がいた。アジア同士だからかすぐに気が合い、一緒に焼肉を食べたり、チンチルバン（アカスリサウナ）へ行ったりもした。香港でも、ドラえもんの歌は同じ曲調だということに、驚いた。ノビタケオとしては、思わず録音してしまった。夜は遅くまでお母さんと話して、最後は皆で写真を撮った。韓国でのホームステイで、予想外な国際交流を体験することができた。<span style="color:#ff0000;">韓国のみならず、アジアにある国々には肩肘張らなくてもすんなりと理解しあえるような土台があるのかもしれない。</span>すなわち、「アジア的価値観」を各人が共通して持っているのだろう。韓国での家族体験だけでは留まらない、一風変わったホームステイであった。<br>
<br>
<span style="font-size: 150%;"><span style="font-weight: bold;"><span style="color:#ff0000;">３．３　文化・芸能</span></span></span><br>
第三に、「文化・芸能」の共通点だ。なんといっても、<span style="color:#ff0000;">食が旨い。</span>これは、アメリカではありえなかった。交換留学中は、チャンスをうかがってはチャイナタウンでよく食べていた。寮で出される高カロリー食によって、私の体系はアメリカナイズされ、スーパーサイズミーになった。<span style="color:#ff0000;">「アジアなら、どこの国の料理も美味しい」</span>は、やはりここでも実証された。ただ残念なことは、お土産で大量購入したキムチが「要冷蔵」だったことだ。帰国してスーツケースを開けた頃には、数日前に買ったキムチパックが発酵してパンパンに膨れ上がっていた。冷蔵庫に慌てて入れてみたら、翌朝には破裂していた。真っ赤に染まった冷蔵庫は、洗浄後も数日間、キムチ臭を放っていた。<br>
<br>
観光地の入り口には、至るところで強烈な匂いに出くわすことがある。<span style="color:#ff0000;">カイコの幼虫の佃煮である「ポンテギ」</span>である。南アフリカで食べた、毛虫揚げを思い出した。初めは、美味しいと思い込んで食べた。しかし、匂いの強さから、以後は体が拒否感を示してしまった。ネタ用にとお土産で缶詰を購入した。しかし、サークルに持っていったら、極めて不評であったのは残念だ。最後の一缶が、今も家の台所で眠っている。<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;">サムルノリと料理のコラボによるブロードウェーの「NANTA」</span>は、もう一度見たい最高のエンターテインメントだ。言葉を使わずに体だけで表現する劇は、演技で笑いを取り、技で観客を魅了し、彼らの刻むビートで会場を一つにしていた。パンフレットなんか買うものか、後で見たためしがないじゃないか、と初めは素通りしていた。しかし、劇が終わってみれば、一目散にパンフレットを買いに走った自分がいた。演技をしていた彼らからサインをもらうために並び、皆で記念写真を撮っては感動の余韻に浸っていた。<span style="color:#ff0000;">文化は、人の心を動かす力があるのだ。これは、反日運動が盛んでけしからんと韓国を批判しておきながらも、ゴン・サンウ様を額に入れて崇拝している母親にも通じる。</span>おかげで冷蔵庫を開けようとする度に、扉に陣取る半笑いの男とご対面する羽目になっている。どうやら「冬のソナタ」ブームは終わったようで、今ではペ・ヨンジュンをダサイと言っている・・・<br>
<br>
<span style="color:#ff0000;"><span style="font-weight: bold;"><span style="font-size: 150%;">４．結論</span></span></span><br>
今回の研修旅行を通した上での結論は、<span style="color:#ff0000;">「政治的・歴史的な問題点に悲観的になりながらも、文化的・社会的な共通点に希望を見出した」、</span>ということ。当たり前かもしれないが、行く前は政治的・歴史的問題から限界を感じていた自分にとって、他分野での共通点を多く発見し、希望を見出したことが何よりも大きな収穫だ。<br>
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印象的だったのは、外交部での延世大学女性教授の話だ。文化交流の限界について質問をした。そうしたら<span style="color:#ff0000;">、「文化交流は政治的対決を解決しないかもしれない。でも、その問題を話し合う対話の場を作るだけでも、前進ではないでしょうか」</span>という趣旨の答えが返ってきた。交流は全てを解決するものではないが、その始まりである。当たり前と言えば当たり前のことかもしれないが、主に政治的興味から韓国へ来た自分にとっては大きな言葉だった。<br>
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西大門刑務所でも面白いエピソードがあった。皆が展示内容から暗い雰囲気に包まれている中、外に出たらある参加者のK君やA君が韓国の女子中学生たちに囲まれた。黄色い歓声の中、写真まで撮られるほどの人気者であった。さっきまであの蝋人形を見ていた若い女子学生たちが、外へ出てみればかっこいい日本人を見てキャーキャー言っていた。<span style="color:#ff0000;">一面的に、日本を嫌いになるということはないのかもしれない、と思い救われた気がした。<br>
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<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/2/f/2f5f805d.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="2f5f805d.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<span style="color:#000000;"><div style="text-align: center;">日本人学生のA君。韓国人女学生に大人気です。</div></span><br>
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<span style="color:#000000;">そういえば、ルームメートと喧嘩をしたあと、ぎこちない空気を一掃したのは、二人が各自作った自分たちの国の即席ラーメンだった。食が争いを解決した。たとえ政治・歴史的に埋めがたい溝があったとしても、文化的、社会的な観点から近づいていき、仲良くなることは可能かもしれない。次にルームメートのサンウー・チョーと会う時は、どういう話になるのか今から楽しみでいる。<br>
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<span style="color:#ff0000;"><span style="font-size: 150%;"><span style="font-weight: bold;">５．むすびに</span></span></span><br>
この研修旅行は、初めて出会った全国の大学生２８人と引率の先生たち２人が１０日間を共に旅をするという、そうはない貴重な経験になった。スケジュールに関しては批判もあったが、このくらいハードで濃密な方が個人的には良かった。また、最後の晩餐会でも言ったが、毎晩、もしくは折り返し日に皆で感じたことを、真面目に語り合う報告会があってもいいと感じたので、ここで提案を形にして残しておく。何十年後かには、日韓関係を裏でも表でも動かすことになるかもしれない２８人です。こんな形で出会えたのも、何かの縁、これからも末永く付き合っていきましょう。どんな形であれ、必ず、年に一回、同窓会を開きますから。カムサハムニダ。<br>
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<div style="text-align: center;"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/nobitakeo/imgs/b/8/b84eac19.jpg" width="400" height="300" border="0" alt="b84eac19.jpg" hspace="5" class="pict"  /><br /></div><br>
<div style="text-align: center;">未来志向で行こう</div><br>
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<!-- BASENAME=http://nobitakeo.blog.drecom.jp/archive/87 -->
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<item rdf:about="http://nobitakeo.dreamlog.jp/archives/1163516.html">
<title>登山日記</title>
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<description>一年半続けてきたブログが、11月に初めて途絶えてしまった。書きたいことは沢山あった。しかし、自分の考えを整理するよりも、目の前のことをこなすのに精一杯だった。エネルギーは、蓄える前に消費されていった。

昨年12月のブログにて、留学先で一昨年の手帳を見たノビタ...</description>
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<dc:date>2005-12-15T03:50:52+09:00</dc:date>
<dc:subject>体験</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<span style="color:#ff0000;">一年半続けてきたブログが、11月に初めて途絶えてしまった。</span>書きたいことは沢山あった。しかし、自分の考えを整理するよりも、目の前のことをこなすのに精一杯だった。エネルギーは、蓄える前に消費されていった。<br>
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昨年12月のブログにて、留学先で一昨年の手帳を見たノビタケオはこう書いていた。<br>
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<span style="color:#ff0000;">「今度手帳を見る時には、また違った位置にいる自分なのだろう。周りに流されてただ慣れるのではなく、自分の目指すべき所へしがみつくように少しでも前進していきたいものだ。」</span><br>
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<span style="color:#ff0000;">あれから、また一年が経った。</span><br>
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当時はファイナルの試験が終わり、留学生友達との冬休み旅行を控えていた。海沿いにある大学からは、綺麗な星たちが大空に瞬いていた。東京もサンタバーバラも、オリオン座は同じく空を支配している。しかし、明かりの多い東京では、星空はとても寂しそうだ。まるで、見えなくなった星の数だけ、何か大事なものを見失ってしまったかのように。<br>
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<span style="color:#ff0000;">最近、自分が産まれた二十一年前に死んだ男に出会った。</span><br>
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<span style="color:#ff0000;">登山家、植村直己である。</span>日本人初のエベレスト登頂を含め、世界で初めて五大陸最高峰の全てに上った男だ。その彼の著書である<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/416717801X/250-5067013-9696205" target="_blank"><span style="text-decoration: underline;">「青春を山に賭けて」</span></a>に、Amazonで偶然に出会った。彼は、59年2月、北米マッキンリーに登頂後、消息を絶った。「植村直己、消息を絶つ」自分が産まれた月の新聞の縮刷版の見出しだ。インターン中、過去の新聞縮刷版で見つけたのを、漠然と覚えていた。<br>
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彼の言葉の数々が胸に響いてきて、僕は思わず赤線を引きまくった。<br>
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<span style="color:#ff0000;">＜私は初志を貫徹しようと決心した＞<br>
＜信念さえあればなんでもできると自信を強めた＞<br>
＜若い世代は二度とやってこない＞<br>
＜夢は夢を呼び起こし、無限に広がる＞</span><br>
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僕を熱くさせた言葉を発した彼の体は、今この瞬間も、吹雪くマッキンリー山脈のどこかで当時そのままに眠っている。彼の凍りついた目はもう涙を流すこともなく、口は笑うこともない。<span style="color:#ff0000;">＜永遠の氷葬＞</span>である。<span style="color:#ff0000;">＜それがどんなに素晴らしい挑戦であったとしても、生命を犠牲にしては意味がない＞</span>彼はこう書き遺していた。無念であっただろう。<br>
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<span style="color:#ff0000;">＜過去ばかりあれこれ思い出して、センチになっているわけにはいかない。自分は現在に、未来に生きなければならないのだ。＞<br>
＜登山というものは結果でも、他人のためでもない。山は自分のために登るもの＞</span><br>
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自分はこれから、大きな山に登ろうとしている。今は、どのコースで登るかを選ぶ時期だ。まずは、そのスタートラインに立ちたい。このブログは、その<span style="color:#ff0000;">登山日記</span>であるのかもしれない。<br>
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